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執筆者の写真大塚 史明 牧師

「いのちを助けられて」

◆今年から教団で新設された災害対策部に所属することになり、来月は「防災士」という資格を受講、取得する予定でいます。先週はその前段階の「救命講習」を受けてきました。私自身は2011年の東日本大震災を経験したため、災害支援の働きのイメージや経験がありますが、日ごろからの備えについてはまだまだ意識も知識も希薄だなあと感じます。毎年、季節ごとに大きな被害を及ぼす自然災害が増えているような肌感覚もあります。いつ、どこで、どのような災害が起こるのかは分かりませんので、私たちにできることは備えておくことですね。教団でも毎年9月を防災訓練月間にしていますが、訓練後には災害対策部ウェブサイトの掲示板への書き込みをお願いしています。昨年は56教会でしたが、今年は100教会を超えそうです。

◆先週の救命講習では、何度も繰り返し心肺蘇生法の実践をしました。いきなり知らない方とグループになって声を出したり、助け合ったりするのは気恥ずかしさもありますが、一刻を争う場合はそんなことを言っていられません。実際、意識を失った方を助ける現場でも無関心や混乱が錯綜するそうです。その時、的確に指示を出して互いの役割を確認して取り組むことが一命をとりとめる大きなカギとなるそうです。

◆当日、消防士の方が最初に紹介してくれた話があります。それはAEDで命を助けられた高校生のエピソードです。野球の試合中に意識を失った彼は、周囲の助けとAEDによって後遺症もなく回復したそうです。そして、社会人になった今はAEDの販売と講演をする仕事を選ばれたとのことです。これを聞いて素晴らしいなと思うと同時に、私たちの福音伝道につながると思いました。彼は命が助けられた実体験を通して、AEDの素晴らしさ、大切さを伝えています。主イエス・キリストは永遠のいのちをもたらしてくださったお方です。私たちは本当に主に救われたという感謝と熱意をもって伝えたく願います。

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