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執筆者の写真大塚 史明 牧師

「一書一か月通読の恵み」

◆先週このコラムでお分かちした一書を一か月間繰り返し読む通読法。私は「第一ヨハネの手紙」が二週目に入り、だいぶ慣れてきました。大げさではなくヨハネから「おはよう」と言ってもらっているような感覚になってきました。そして、不思議なことに毎日新しいことを教えられます。正確には、毎日同じ手紙を繰り返し読んでいる倦怠感はなく、新鮮な思いで通読することができています。みことばとともに聖霊が働き、こんな私を新しくしてくださっているのを味わうことから通読が始まります。

◆日ごとのノートに記すのは、毎回違った箇所です。ある日は「御父と御子との交わり」であったり、またある日は「神のうちにとどまる」、別の日は「注ぎの油」であったりします。日ごとに「こんな強調点があるんだ」「こうした流れになっているんだ」と気づかされていきます。労苦はその日その日に十分あると当時に、恵みもその日その日にあふれるばかりあることを知ります。徐々に毎日同じ書物を読むことから、毎日同じ書物から養われることに目的がはっきりしていくことも経験できるようになりました。

◆第一ヨハネの手紙は5章ですので、読むだけなら15分あれば終わります。ノートに記しながら進めたり、黙想や祈りを入れると全体で30分ほどです。自分自身が聖霊の宮として整えられ、築きあげられていく過程を味わっています。先週からは詩篇119篇も繰り返し読むようになりました。聖書中でもっとも長い章ですが、量にすると10ページです。全体の構造をつかむことができるようになるまで、今しばらくかかりそうですが、日ごとの積み上げがどのように反映されていくか楽しみです。また、使っているノートが進むのも達成感の一助となっています。「密よりも私の口に甘い」ものになるように♪

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