◆ゴスペルハウスを私たちの教会に確立し、この地域に福音を満たしていくために思い巡らしながら、書籍からも学んでいます。先週はある書籍(Associations,Synagogue-)を読む機会が与えられました。新約聖書と直後の時代、初代教会は巨大なローマ帝国の支配下にありました。それでも教会は前進し続け、信者の数は増えていきました(使徒9:31)。その時代、ほぼすべての教会は各家で10数名が集まるグループでした。それが各地に点在し増え広がっていきます。会堂や大聖堂ができるのは4世紀まで待つことになります。
①セクト(少数宗派)でありながらローマ社会の中で混じらずに教義と生活を守り抜いた▶クリスチャンは常に少数派、マイノリティです。けれども、外圧によって神のことばへの信仰を曲げることがありませんでした。②社会的、宗教的、葬儀において相互に助け合い、グループ内で完結していた▶信仰と生活とが密着し、互いの結びつきが強かったと思われます。社会的な制裁を受けるときには、クリスチャンが共同体としてその人を支えました。③常に皇帝崇拝や他宗教の圧力があったが、可能な限りそれらと関係を持っていた▶他宗教との違いやあつれきはあれども、争いは避けていました。機会を活かして信仰を表明するスタイルでした。④街中に集まれる場所があった▶いつも身近に集まることができました。それにより信仰や生活を励まし合うことができた。⑤市民の多くはクリスチャングループの実態を知らずに迫害に加わった▶明確にクリスチャンの教えや生活、態度が気に入らないから迫害されたのはまれです。多くの人々は聖書の教えや福音を知らないだけです。⑥まれに死に至る迫害も受けた▶宣教が拡大し、信者が急速に増えて多数派にならないよう時に見せしめで殉教させられましたが、かえって何にも屈しない本物の信仰が継承されました。
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