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「塩の契約」

執筆者の写真: 大塚 史明 牧師大塚 史明 牧師

◆先週は今年度二回目の聖餐礼拝でした。私もこのために聖霊の導きを祈りつつ、聖餐に特化して礼拝を整える営みをする楽しみを覚えています。これからもより主の定められた聖餐式の一回一回がより豊かに、また深く刻まれるように願っています。先週は「契約」をテーマとして味わいました。その備えの中で教えられたことをここで分かち合います。

◆それは契約における「塩」の役割についてです。「塩」と聞いて聖書のどの個所を思い浮かべるでしょうか。ロトの妻が振り返って「塩の柱」になった場面(創世記19章)や主イエスが「あなたがたは地の塩です」(マタイ5章)など思い当たる方も多いでしょう。

◆今回お分かちしたいのは「あなたの神の契約の塩を欠かしてはならない」(レビ記2:13) とされている箇所からの黙想です。レビ記では礼拝におけるささげもの・いけにえに関する規定が多く定められていますが、塩で味つけするのは「穀物のささげ物」の時です。動物のささげ物に「血」が伴うように、穀物には塩を欠いてはなりませんでした。具体的には穀物のささげ物とは収穫(現代の収入)の一部をささげることであり、労働の対価をささげることです。それによってすべては主のものであり、主の恵みであることを表明します。その際、塩を用いるのは、そのささげ物の聖めと自我を入り込ませないこと、変わらない忠誠の意味が込められています。続く民数記でも「塩の契約」(民数記18:19)と出てくるように、契約と塩には密接な関係が示されています。

◆そうするとイエスさまが「あなたがたは地の塩です」と言われたことへの意味も深まります。私たちが塩気を保つ努力のみならず、契約を決して外れない主が私たちをその中に入れてくださっているがゆえの「塩」でもあるからです。

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