◆2月10日、土曜の夜山本明子姉が召天されました。およそ2年4カ月におよぶ闘病生活でした。私自身は病院での明子姉との交わり、記憶しかありませんが、めぐみ教会の皆さんや入江先生ご夫妻から明子姉の信仰の姿についてたびたび教えていただきました。病院を訪問した際、明子姉は言葉を話すことはできませんでしたが、瞳、顔の表情、声で交わりをもってくださいました。また賛美をすると涙を流され、帰りにはしっかりと手を握って離さないほどの挨拶をしてくださいました。
◆召天した土曜の夜に明子姉の亡骸を病院から引き取る際、どこへ運び入れるかご家族と話し合いました。慣れ親しんだお家という案もありましたが、最終的に教会に帰ることを選択されました。「母がもっとも愛した場所ですので、本人もここが良いと思います」とご長男がおっしゃいました。たましいはすでに神のみもとにあるとはいえ、地上の生涯の最後の余韻を教会で過ごされたことは良き思い出です。
◆弔問に訪れたご親族からは異口同音に「地震や災害などがあるとおばちゃんは必ず電話してくれた。最後には必ず『祈ってるからね』と言ってくれた」と懐かしんでおられました。明子姉の信仰の姿は、皆さんがよくご存じのことと思います。記録では1995年の教会創立の7月からここで教会生活をともにされ、奉仕されました。息子さん、お孫さんたちも教会に来られ、またご主人も催事や遠出の際に快く協力してくださいました。ご家族の救いが明子姉の一番の願いです。バトンを受け取り、彼らの救いのため祈り、労しましょう。明子姉の愛唱歌は「いつくしみ深き」(教会福音讃美歌432番)、「原に若草が」 (新聖歌477番)、愛唱聖句はマタイ6章26節、好きな花はゆり、都忘れでした。
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