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「教会のこよみ:アドベント」

◆今週から教会の暦は「アドベント・待降節」となります。毎年、アドベントは次のことを繰り返し記して、クリスマスを迎える備えとその意味を確認しています。アドベントは私たちがクリスマス前に備える期間です。日本語では「待降節」となり、キリストの降誕を待ち望む意味をよく表しています。「アドベント」の語源はラテン語の「アドベニオー」で、「立ち起こる」という意味です。ここからアドベンチャー・冒険・adventureという言葉が派生しています。冒険と聞くと、ワクワクとした旅を思い浮かべますが、一歩先には何が起こるのか分からないドキドキもあります。

◆聖書は私たちの人生を「旅」にたとえています(詩篇119:19、へブル11:13等)。それなりの不安や試練に満ちています。ただし、私たちの冒険はイエスさまを礼拝し、お会いするという最高の目的・ゴールがあります。そのため、たとえ目の前に深い川が流れていても、乗り越えた先にはイエスさまにたどり着きます。私たちの人生はキリストに出会う冒険です!

◆アドベントは、クリスマスという最高のゴールから今の人生を見つめ直すことができる機会です。現実に追い回され、とかく近視眼的、自分中心の考えで過ごしがちな私たちにとって、まさに福音・グッドニュース!逆境や用事、多忙さに追い回されることがないように意識し、アドベントを過ごしてまいりましょう。

◆そして、この町の人々はイルミネーションには囲まれているかもしれませんが、本当の救い主を知りません。贈り物をもらうかもしれませんが、それは来年には忘れたり、価値を失ったりするものでしょう。人々にとって本当に必要なのはイエス・キリストです。ただ救い主だけを待ち望み、迎えるための場所を備えるアドベントを過ごしましょう。そして、本当のクリスマスをともに味わい、祝う交わりが与えられるように祈り、福音を届けてまいりましょう。

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