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「次の教会のすがた(その11)」

◆教会に仕えるうえで必要な3つのシップ(ship)をご紹介します。1つ目はメンバーシップ、2つ目はオーナーシップ、3つ目はフォロワーシップです。神は、茫漠としていた地からすべてのものを創造されたお方です。そこには順序があり、秩序がありました。また、礼拝のあり方を教える個所でも「神は混乱の神ではなく、平和の神(旧訳:秩序)」(第一コリント14:33)と紹介し、パウロは秩序立って整った礼拝をささげるようい教えました。それゆえ、私たち地上の教会もしたいようにするよりも、聖書の教えに基づいて教会形成をすることがみこころです。

◆1つ目のメンバーシップは教会籍として、多くの国・教会も名簿を作成して出入りを管理しています。比喩的なところでは「いのちの書」(詩69:28,ピリピ4:3,黙示録3:5など)と天での国籍をいのちの書として表し、実際の教会でも「名簿に載せるのは」(第一テモテ5:9)と教会でメンバーシップのあったことが分かります。これは束縛するためではなく、キリストのからだに連なり、各器官として仕える確かな手ごたえとして私たちに喜びを与え、使命を果たそうと燃やしてくれるものになります。

◆2つ目のオーナーシップはあたかも各自が教会の所有者かのように意識することです。もちろん、出過ぎた主張や威張った態度を許すものではなく、私たちが取りがちなお客さん的立場を許さないものでもあります。少し気分を害したり、意見が合わないと退会してしまうのは健全なオーナーシップに欠けているからです。

◆3つ目はフォロワーシップです。これは所有者意識とは真逆で、従う心をもって仕えることです。パウロも「だれに対しても自由ですが・・・すべての人の奴隷になりました」(第一コリント9:19)とその真髄を明かしています。

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