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「次の教会のすがた(その6)」

◆前回は旧約聖書の祭壇、神殿から教会について記しました。今週は新約聖書から見える教会のすがたです。ダビデ王、ソロモン王が建立したエルサレム神殿はバビロン帝国によって破壊され、神殿の再建をエズラ(ユダヤ人は彼を第二のモーセと呼ぶほどです)、 ネヘミヤの時代に取り掛かり、ついぞそれが完成したのが第二神殿です。それが旧約と新約の間(中間時代/intertestamental era)を経て紀元まで存続しました。イエスさまの誕生する際にユダヤを支配していたヘロデ王は、ユダヤ人たちの支持を得るために、 エルサレムの神殿再建に積極的な政策を打ち出し支援しました。その後起源70年に神殿は破壊されます(ローマ帝国:ティトゥス帝)。そのため、新約聖書の中には 神殿のある時代とない時代(ルカ、ヨハネ、黙示録等)に書かれたものが混在しています。

◆中でも注目したいのは、まだ神殿が存続していたであろうコリント人への手紙に「あなたがたは神から受けた聖霊の宮であり」(第一コリント6:19)と記している点です。そこにエルサレム神殿があり、各地に教会が誕生しているにもかかわらず、パウロはクリスチャンを指して「聖霊の宮」と言っているからです。神殿でも建物でも集まりでもなく、聖霊を受けたクリスチャン一人こそが「宮(神の住まわれるところ)」だと教えています。

◆これは、今の私たちも心して聞かないといけないことですね。福岡めぐみ教会と言うとき、リバーサイドに建つ教会堂や光る十字架、クリスチャンの集合体・共同体を指すのではなく、自分自身のことを指しているのだと受け止めたいのです。会堂はもちろん大切です。私たちが神と出会い、神を想い、神にささげ、神に従い、神や神の民との交わりの場所として欠かせません。けれども、究極その場所がなくなっても「神の宮」はあなたがいる限りなくなることはないのです。

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