聖書を読むこと、適用すること(その3)
◆先週は「適用する」にフォーカスしましたが、今回は「聖書を読むこと」に重点を置いて分かち合います。もちろん、聖書を「適用する/実践する」ことは大切ですが、それは「正しい理解」のあることが大前提です。もし、あやふやなまま適用すればそれは過ちを犯しかねません。適用の前提には「聖書を読む」という土台があってこそです。個人的に聖書を読む方法は「聖書通読」が常套手段です。以下、通読のヒントを紹介します。◆「通読(つうどく)」は、辞書的な意味では「初めから終わりまで読み通す」ことです。それで通読表(受付にあり、またネット検索でも出てきます)を使ってとにかく「読み通す」ことを目標に取り組みます。意外かもしれませんが、これは「分かっても分からなくても読む」ことが継続の秘訣だそうです。「分からない」とひっかかってしまうと同時に読むことも止めてしまいます。まずは「分かる」ことよりも「読み続ける」ことを主眼に置きましょう。それが習慣になると、一つ山を超えてそれ以降も読み続けることができるようになります。通読の際に障壁となるのは、分からないことよりも諦めてしまう自分自身です。中には「一年間で新約聖書通読」「一年旧約通読」「一年旧新両約聖書通読」とハードルを自分に合わせて設定できます。◆さらに、通読の「順番」についても様々なアイデアがあります。いつも創世記で通読が終わってしまう、出エジプト記の幕屋の指示で止まってしまう、マタイの系図でヤメてしまう・・・これらは「通読あるある」です。そんな時は「五書」「福音書」「手紙」「預言書」「詩篇」など聖書の文学ジャンルに分けて得意なところから「攻める」やり方も面白いかもしれません。聖書に親しむ努力をしてみましょう!