◆長友忠昭兄弟の前夜式を10日日曜に、葬儀を翌11日月曜に執り行いました。先月に入院された際にはふらつきからの転倒とのことでしたが、検査をする中で病が見つかり身体の状態は芳しくなくなり、今月に入ってからは余命宣告がなされるという思わぬ展開に信子夫人はじめ、ご家族も戸惑いと驚きの連続であったことと思います。長友兄は長年の祈りが答えられ、昨年10月3日にバプテスマの恵みに授かりました。入江牧師によるとそれは主の奇跡としか言いようのない出来事であったそうです。しかも、その時は身体の心配はなかったにもかかわらず、教会墓地への備え、遺言書を記され、天への凱旋への備えをご自身の意志でされておりました。そのため、突然の召天ではありましたが、兄弟の救いを確信し、主からの平安と希望をいただいた式でもありました。◆前夜式、葬儀とも3人のお子さん(長女理圭さん、次女亜伊さん、長男淳さん)に思い出を語っていただきました。それぞれの言葉で、お父様との思い出、入信の喜び、突然の別れの悲しみを語ってくださいました。印象に残ったのは「父が家族を、お母さんを、私たち子どもを愛してくれていた」ことを3人とも語られたことです。家族しか分からない苦しみ、悲しみ、疑問があったことと想像いたしますが、それでも最期には「愛されていた確認ができた」「積年の重荷を下ろすことができた」「赦すことができた」とそれぞれ告白されました。長男の淳さんは「ここで涙を流すことができ、私たちにとっての式でした」とご挨拶くださったことは、何よりの幸いでした。キリスト教葬儀には、人知を超えた神の恵みが一人ひとりに注がれるのだと、改めて思った次第でした。栄光が主にあるように!
教会での葬儀
更新日:2022年8月12日
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