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執筆者の写真大塚 史明 牧師

「回顧と展望」

◆本日は大晦日(New Year’s Eve)。礼拝で締めることができるのは心身の切り替えにもちょうどよさそうです。一年365日で切り替わるのは、時を支配しておられる主からの恵みですね。まずは2023年に与えられた主からの恵みに思いをはせてみましょう。聖書では恵みは主が「施す」ものだと教えています。ありとあらゆる恵みは、主の御手による贈り物。機械的、自動的に降って来るものではなく、主があなたに目を留め、時にかなって恵みを施してくださるのです。まずこの年を振り返るとき、それは良いことがあったと安堵するだけでなく、この私に主が恵みを施してくださったことを味わいましょう。そして、この回顧で大切なことはいわゆる嬉しいことだけではなく、主が施された「訓練」は何だっただろうかと思いめぐらすことです。親がその子を愛するがゆえに訓練するように、神は私たちを聖さにあずからせようと訓練なさいます。それはものであり、次の年に義と言う平安の実を結ばせるために必要な訓練だからです。もし、私たちが居心地のよさ、すべて願い通りという生ぬるさの中だけで2023年を過ごしてきたし(そんなわけはありませんが)、そうであるべきだと考えているならよく回顧することで信仰の目を開いていただきましょう。回顧は申命記に代表されるように、神への不信仰と民の不面目とから目をそらさず自らを悔い改めることです。そして、ひと晩過ごすと新たな年明けを迎え、展望の機会となります。はじめに、大きな方向を定めることをおすすめします。それから具体的な事柄や目標を挙げていきましょう。そして「~しない」という消極的行為よりも「~する」という積極的行為を重視し、「~までに」「〇回」など期限や目標値まで掲げられると継続性が上がります。「自分たちの最も聖なる信仰の上に、自分自身を築き上げなさい。」(ユダ20)

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