「礼拝式順の意味と英訳」(その10)
- 大塚 史明 牧師
- 5月25日
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「説教/Sermon」の次は応答の賛美があり、いよいよ礼拝は結びに向かいます。「頌栄」じは”Doxolgy”と英訳されます。これはギリシャ語で「栄光」と「ことば」が合わさった礼拝用語です。神の栄光をたたえる曲です。さらに詳しく言うと、「三位一体の神」をたたえる歌がふさわしいとされています。礼拝の結びとなる頌栄には多くの曲が生み出されており、比較的短い曲であることも特徴です。礼拝を閉じるにあたり、すべての栄光、また私たち自身(喜び、重荷、予定等)を神にゆだねる賛美です。明日どころか今日の自分も見失う私たちが、今ここに立って全知全能の神をたたえてやまないことは恵みの場にほかなりません。気づけば下を向いて道を誤る私たちが、天を見上げ神を仰いで新しい週に踏み出そうとしている力湧き出る時です。この頌栄において「これからは主を仰いで歩みます。今週、私の予定はあなたの計画によって導いていただけます。これから私の身に起こるどんなことによっても主であるあなたをほめたたえます。そう、あなたのお名前が賛美されるように。あなたの栄光が現わされるように」と、礼拝前とは変えられた自らの内側を注いで全力で賛美しているのです。
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