「教会暦・レントについて」
教会にはさまざまな暦(こよみ・カレンダー)があります。クリスマスやイースターはその最たるものですね。そして、今は「レント=受難節」を迎えています。レントの期間はイースターに向けた40日間(日曜を除く)です。クリスマスが毎年固定なのに対して、イースターへ毎年変動します。決まりでは「春分の日の後にくる最初の満月の次の日曜日」となっています。325年のニケア会議という教会会議で決められたので、実に1,700年の歴史があります。 さて、このレントはイスラエルの民が過ごした荒野の40年間やイエス・キリストが断食と祈りで過ごした荒野の40日間になぞらえて過ごします。キリストの苦しみや十字架の死を思い起こし、自分自身の生活を振り返り、悔い改めて整える期間とするのです。伝統的には、祈りのために断食や節制をして、祈りに集中するようにな過ごし方をしてきました。いっさいの肉や乳製品を断ち、厳しい生活をしたそうです。ただし、現在は極端な断食をするよりも、食事の量を減らして調整したり、肉や嗜好品を徐々に控えたりすることも一般的です。私の知人はこの期間コーヒーを断ち、イースターの朝に飲むということを実践しています。イエスさまの苦しみと比べたら本当にささいなことかもしれませんが、それでも受難を意識するには十分効果的かもしれません。また、何かをやめる・減らすのは大変だなぁと言う方には、何かをちょっと増やす方法もお勧めです。たとえば、毎朝一節でもよいから聖書を読むようにする。これはプラスしてキリストに近づく方法の一つです。あるいは、毎朝一分でよいから決まった時間に祈ってみる。これは普段に「ちょい足し」して過ごす方法です。ぜひ、今年のレントは自分に合った方法、また少しのチャレンジを課してキリストの苦難にならってみましょう。


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