「災害とは・・・」
- 大塚 史明 牧師

- 2025年10月19日
- 読了時間: 2分
先週、所属している災害対策部主催のオンラインセミナーがありました。来年2月まで全4回のシリーズになります。関心ある方は今からでも間に合いますので、お声がけください。
初回に学んだのは「災害とは何か」です。災害と聞くと、地震や津波、洪水や火事など災難を思いうかべるかもしれませんが、実際はもっと広く、深いものだそうです。大きな定義は「対応できるキャパシティを乗り越えて脅かすもの」「対処するスキルがないもの」。日常生活においても、病気やケガ、忙しさによって、私たちはたびたび脅かされます。対抗する力もなくなり無力感を覚え、うなだれます。それは災害にあっている状態と言えます。そうした災難状態では、必ず他の人の助けを受けなければなりません。
さて、それではもっとも大きな災害はいったい何でしょうか?意外にもそれは「赤ちゃんとして生まれる」ことだそうです!確かに、赤ちゃんは力も知恵も生きる手立てもなく、ただ助けてもらうほか生きて助かる方法はありません。だから、あんなに泣きじゃくるしかないのかのしれませんね。もちろん、いのちある者として生まれることは本人にも家族や周囲にとっても祝福です。しかし、その反面、無力で文字通り裸でこの世界に置かれることを考えるとまさしく恐怖であり、災害だとも言えます。
こうして災害を広く、深くとらえていくと、自分自身についてもよく知ることができます。苦しいとき、もがくとき、泣きたくなるとき、それは他からの助けが必要な信号です。もし、災害時に落ち着いて感情を出さず押し殺すようにすると、その人の状態はさらに悪くなるそうです。「怖い」「やだ」「無理」と自分の内側から出る感情を自身で認め、できればそれをそのまま聞いてくれる(アドバイスをしない、ただひたすらに聞き続ける)存在のいることが望ましいとのこと。自分を大切にケアすることが、他者を助ける前にじっくりすべき営みです。

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