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「福音を聞き、知らせる」

 イギリスのロンドンにウェストミンスターという教会があります。その墓地にある墓石には次の文が刻まれているそうです。「まだ若く、自由で、限りない想像力を持っていたころ、私は世界を変えることを夢見ていた。成功して知恵がつくにつれ、世界が変わることはないだろうということが分かり、視野をやや狭めて、自分の国だけでも変えようと決意した。しかし、それさえも変化のないように思えた。晩年になって、最後の必死の試みとして、せめて私に最も近い存在である家族を変えることで我慢しようとしたが、悲しいかな、それさえもかなわなかった。そして今、死の床について、突然私は気がついた。もし、私がまず自分自身だけでも変えたなら、それを模範として家族を変えられたことだろう。そして、彼らのインスピレーションと激励によって、自分の国を改善できただろう。そうすれば、ひょっとすると、私は世界さえも変えることができたかもしれない。」

 私個人の目標は世界を変える!までは及びませんが、自分も聞いたこの福音を人々に、そしてわかりやすく伝えたいという願いがあります。そのために必要なのは、まず自分が福音に触れ続け、驚き、新鮮や喜びをもって味わっていることです。義務や慣れっこ、あきらめの姿勢では誰にも届きません。「福音を伝える」際に、自分が「福音を聞いて」から始めること、それも十分に聞いて満たされてから始めるのが大事だと教えられます。私の一人の恩師は大学で法律を学んでから牧師になりました。それは「教育や法、刑罰が人を変えるのではなく、福音と赦しが人を変えることが分かったから」でした。福音=グッドニュースが世界を、人を、自分を変えるところに確信を抱きたく願います。


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