「現場は突然に」
先週、教会周辺を祈りながら歩いていた時、コンビニの駐車場が物々しい雰囲気で騒然としていました。見ると、年配の方が二人倒れていて、はじめは訓練か何かかと思いましたが、次第に本当だということがわかり、近くには車が斜めに停車していて接触したのだとわかりました。運転手とおぼしき方が保険会社に連絡しているのが聞き取れました。周囲は助ける方、近くの老人施設から駆け付けた職員、様子を見に出てきた店員などがいました。私がとっさに思い出したのは、一昨年防災士に関連する講習の数々でした。訓練では何度も声出しをし、手順を確認し、ロールプレイをしましたが、実際の現場となると途端に手順などや方法に自信がなくなるものだと痛感しました。
講習で念を押されたのは「救急車を呼んでください」と声出しするだけでなく、誰かが「はい、私が連絡します」と、手を挙げるのまで確認することでした。まさにその状況に遭遇し、職員さんが救急車に、店員さんが警察に連絡を取る確認ができました。少し経つといかにも手際のよい男性3名がどこからともなく駆け寄ってきて、処置や現場把握に加わりました。聞くと非番の消防士の方々でした。やがて救急車2台が来て搬送されましたが、意識もあり、手足も動かすことができていたのが幸いでした。
そうして接触された2名の方々に人が集まる中、運転していた年配の女性が一人でいるのに目が留まりました。保険会社に電話した後、徐々に恐ろしくなり震えてきたとのこと。私は傍らに立って、ご家族に連絡するよう声をかけました。どれだけ練習していても本番は違うこと、いつ起こるかわからないこと、視野が限定的になることなど感じた場面でした。


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